天国映画村とは、邦画を中心にみて分かち合いをする集いです。SIGNIS JAPAN 「カトリック映画賞」の選定にも参加しています。
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2006/03/26(日)01:55
<2006年2月の宿題映画>

博士の愛した数式
年 度: 2005
 国 : 日本
公開日: 2006年1月21日
概 要:80分しか記憶の続かない数学博士と、それを取り巻く人々のヒューマン・ドラマ

<分かち合いでの皆さんの感想>

○兄の死、破産、堕胎、記憶が80分しか持たないなど、普通は生地獄である。そのような人間のドロドロを美しい風景と数式で表現し、現代人に訴えていく、原作者の表現力は見事。 
映画としてはとてもきれいな映画だった。きれいすぎるぐらいだった。
家政婦、博士、ルート3人の関係が微笑ましい反面、不倫という許されないことを正当化しているように映る点には疑問を感じた。

○義姉(朝丘ルリ子)が、母屋の木戸をあけるシーンが、最も印象に残った。木戸が開いてから義姉と博士の心も変わった印象をうけた。
これは、「生きる」ということを教えている映画だと思う。また、人間はどんな状況でも目に見えないものが大切ということも教えられた。。

○家政婦(深津絵里)が、一人で強気く生きているのがえらいと思った。あの女性だから博士を支えられたのでは?と思う。
家政婦、博士、ルート3人で海を眺めているシーンに、男女の愛を越えた、「天国的な愛」を見た。

○田舎(長野、あんずの里)の景色がとてもきれいでした。
友愛の数字など、とてもロマンチックですね。数学をもっと勉強しておけばよかったと、少し後悔しました。
家政婦も辛い過去があるだろうに、強く生きていて、見習うところが沢山ありました。特に、子育ての面では反省の念しきりでした。


20060326020404.jpg

○私も、義姉(朝丘ルリ子)が、母屋の木戸をあけるシーンが最も印象に残りました。家政婦とルート親子の「純真さ」と「強さ」に負けて、扉を開けた感じがしました。
また、数学の面白さ、不思議さを発見。ルート先生や博士のような先生から教えてもらったら、数学をもっと好きになってたはずです!あんな先生から教えてもられる人がうらやましい。
 
○かつて、丸子町に疎開した経験があり、映画の中の美しい景色を見て懐かしく思いました。寂しい思いもしたが、山の色が変わるのを眺めながら落ち着いた生活ができていました。自然の癒しの力を再認識です。 
最後の家政婦、博士、ルート、義姉4人の海辺のシーンはなくてもよかったかな?っと思います。母屋の木戸を開けたシーンで終わってほしかった!

○「雨上がる」の監督なので期待していたが、風景の美しさは期待どおり!やはり、この監督は素晴らしい。ひさしぶりに安心して観ていられる映画でした。
本も映画も観たが両方楽しめました。映画は映画でよかったと思います。
最初から涙が出てとまらなかったのですが、特に子供と母親の関係に感動し、心が癒されました。病院から帰る途中博士におぶられている時に、息子が母親と口をきかなかったシーンなど、とても感動しました。

○ただただ景色(上田市、千曲川etc.)にみとれました。美しい景色を美しい映像にする、監督の感性がすばらしいですね。
数学のことはわからないのでピンとこなかったけど、ルートがとても可愛らしかったわ!
そして、浅丘ルリ子の悪女ぶりは名演技でしたね。悪女はやはり美しくないとダメです。

○家政婦とルートの帰り道の会話がよかった。あの育て方だったら不良息子にもならないのでは?と思った。とにかく母親がすばらしい。 
あと、吉岡、寺尾の黒板の字がキレイだったのが印象的。
原作は発売当初に読んで、非常におもしろかった。正直、寺尾聡は博士のイメージではなかった。知性の面で物足りない気がする。博士は、岡きよし(故人・数学者)のイメージだった。この人も、1日中数学のことを考えていたらしい。 
 
○小川洋子は、好きな作家ベスト3の一人。原作が好きだったので、映画が出るのが嫌だったが、2回目に観に行ったときは、映画としてすごく楽しめた。
原作では義姉と博士の関係は曖昧だったが、映画では冒頭から細かく表現されていた点がNG。
また、寺尾聡と博士のイメージとのギャップにも違和感をもった。原作では、もっとおじいちゃんっぽいイメージで、野球などしないし、少しカッコよく演出しすぎだと思った。そうそう、書斎も原作より明るく美しく描きすぎ!(笑)
最も印象に残ったのは、病院でのシーン。そこで展開される、直線の話には圧倒された。永遠に続く直線のように、人間の目では見れないものが沢山あり、その答えは神様の手帳に書いてあるのだ・・・。 
視覚的には、ストーリーに関係のない映像が効果的に入っている。カメラマンを含め監督のセンスが光っている。また、朝・昼・夕の光の区別がつくところなど、技術力がすごいと思った。
最後に、吉岡君の出演作品の中で、一番よい作品(演技)だと思った。

○記憶がないはずなのに、人間関係をつむいでいける事に希望がもてました。
博士が、ルートが一人で母親の帰りを待っていることを知り、飴玉がノドにつかえたらどうするのだ!っと心配する姿が優しくて印象的。
そういえば、原作にあった野球場のシーンがなかったのは、予算がなかったのか?CGを使いたくなかったのか?どちらかの理由でしょうか?
また、「時間ですから帰ります。」と業務的な後任の家政婦と、深津が演じる家政婦が対象的なのが笑えました。

○「友愛数」など、ルートのように感受性豊かな年頃に 教えてもらえれば数学も好きになった気がする。今は受験用の授業ばかりで、これでいいのだろうかと・・・考えさせられる。久々に生徒になった気分が味わえた。
寺尾聡が役になりきっていて、黒板に書く字も博士のイメージにあわせて変えたらしい。
家政婦(深津)が博士のお宅をクビになり、次の職場で階段を掃除するシーンで、楽しそうに見えたのがちょっと残念だった。
ダライラマの言う「無」は、非存在の「無」。「0」は、ありのままの自分を受け入れる意味の「0」なのである・・・。なんとも哲学的ですね。


以上が、皆さんのご意見ご感想でした。
村人22号の感想は →こちら
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